活動報告

11月27日、例会前にネパール交流市民の会（1999年設立）プロジェクトマネージャー　北原照美氏をお迎えして卓話を開催いたしました。
『母と子の未来を守る　ネパールで育む母乳育児支援』と題して、2008年母子保健プロジェクト開始から、安全安心な出産のための母子保健事業ついて、取り組み活動経緯をお話しくださった中で、2015年SI伊那の寄付金を心臓モニター購入とレントゲン写真のプリンター修理に使い診療を再開することが出来たと感謝の御言葉をいただきました。
切れ目のない継続ケアのツールとして母子手帳（駒ヶ根市版参考）の運用拡大、看護師の対面研修とオンライン研修（協力機関：駒ヶ根市・伊那市等の医療機関）の様子のほか、ガンダギ州保健人口省の州内全公立病院に対して乳房ケア研修を行うための予算確保、母子友好病院に母乳外来設置の計画などの運営資金確保が今後の課題というお話しの後、駒ヶ根市や伊那市の医療機関で研修をされたネパールのスタッフメンバーとオンラインで研修の成果・感想や母乳育児・乳房ケア知識の普及、母親の自立などの抱負をお聞きし、意見交換をいたしました。慈愛の心に共感いたしました。