◆卓話「地域で支える性暴力被害者支援」

 2017年5月18日、名古屋第二赤十字病院内にある「性暴力救援センター日赤なごやなごみ」のセンター長片岡笑美子様から性暴力の現状や同センターの取り組みについてお話を伺いました。
 性暴力被害者は恐怖と屈辱感、自責感にさいなまれ誰かに相談するとか警察に届けるとかの行動に移せないまま、心身共に外傷を受け長期に渡り問題を抱え込むケースが大変多い。「なごみ」では支援員・看護職の24時間常駐による対応と医療体制、更に警察や法関係、行政、保護施設などとの連携を取って、心と体が回復するよう被害者とつながり、寄り添い、サポートしている。このような施設が有ることを広く知ってもらい、被害にあったら躊躇することなく相談してほしいと訴えられました。
 衝撃的なお話でしたが、今回の卓話は中日新聞の取材を受け翌日掲載されるに至り関心を喚起する一助になったなら有難いと感じています。この様な取り組みが周知のものとなるよう私たちにも出来る支援を考えていきたいと思います。