◆ナイジェリアの女子教育

2022年3月24日、SI岡崎IGU小委員会主催にて会員のための講演会を、岡崎市図書館交流プラザの一室で開催しました。講師はアフリカ中央部の国ナイジェリアの方で、英語学校を経営され、21年間日本に住んでおられます。日本語での講演でした。ソロプチミストの最大のテーマ女子教育について、ことにアフリカではどうなのか大変興味深く聞きました。
政府が小学6年間、中学3年間と義務教育を定めたのはまだ2013年からで、小学生について女子の就学率は79%、6年後卒業するのはそのうちの64%のみ。一方、男子はそれぞれ10%高いのです。女子は兄弟の男子を学校へ行かせるために家業に回されてしまうのです。
また女子の早婚も大きな問題です。元来12歳で結婚が認められていたのはあまりにショックでした。現在でも13歳で結婚可とのこと。彼の弟の家では14歳のお手伝いさんを見て同行した彼のお子さんがびっくりしたというのです。
現在でもそんな状態が続いているとは、私たちには考えられないような状況に大変な驚きを覚えました。ソロプチミストとして、女性の地位向上を押し進めることは、最大の問題と再認識しました。