◆プログラム例会「DVへの認識」

5月25日例会終了後、奈良県内5クラブから29名、奈良-あすか会員が参加して今年度奉仕先の社会福祉法人葛城福祉園「ヒューマンかつらぎ」平岡良子施設長に「DVへの認識」を話して頂いた。「ヒューマンかつらぎ」は母子自立支援施設としてDVやネグレクト、様々な理由で保護を必要とする女性と子どもたちに生活の場を提供し、自立促進のために生活を支援し、退所者にも相談やその他の援助をしている。
DVの周知について、啓発ポスターをあまり見かけないので市役所に要望。DVの深刻さについては、仕打ちの残虐さ、子どもにフラッシュバックが残ること。子どもの環境を考えていない、就学の権利が奪われる。やむなく県外逃避し警察で一時保護されて自立支援施設にたどりつくが、生活保護が出るまでに時間がかかる。令和6年4月施行の「DV防止法改正案」で保護命令(被害者への接近禁止などを命じる制度)が強化されるが、法律で定められても網からこぼれ落ちる人が出てくる。立ち直れないほど疲弊する前に、頭も体も余力のあるうちに保護して、自立への道を進んでほしい。